Everest
EVEREST ENGLISH ACADEMY — EVALUATOR GUIDE

評価者ガイド
── 誰を、何を基準に、どう評価して、どう伝えるか

このページは、Everest 評価システムを実際に操作しながら評価を完了するための手順書です。画面はすべて実際のシステムから取得したものです。上から順に7ステップで進めてください。

THE MOST IMPORTANT THING

評価は、人を「良い・悪い」と判断するものではありません。

評価とは、現在の位置と、期待される位置との差を確認し、次に何を伸ばせばよいのかを明確にするためのプロセスです。だから評価者に求められるのは、点をつけることではなく、「なぜその評価なのか」を本人に説明できる状態をつくることです。

評価の全体像

評価者ビューを開くと、画面の上部につねに7ステップのプロセスバーが表示されます。済んだステップは緑、いま作業中のステップは青、これからのステップはグレーです。迷ったらこのバーに戻れば、次に何をすればよいか分かります。

所要時間の目安は 1人あたり 30〜60分です。証跡(事実の記録)は期中に少しずつ溜めておくと、評価時の負担が大きく下がります。

入力したデータは自動でサーバーに保存されます。書き出し操作は不要です。画面右上のバッジが「☁ サーバー保存済み」であれば保存されています。「⚠ 未同期」や「💾 この端末に保存」と出ている場合はサーバーに届いていませんので、通信を確認してください。

はじめに社員を登録する(最初に1回)REGISTER EMPLOYEES
メンバーの追加・編集フォーム
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評価者ビュー →「🎯 対象者・現在地」→「👥 メンバーの管理」→「+ メンバーを追加」または「編集」

WHAT YOU NEED TO DO ── やること

  1. ❶ 氏名を入力(必須)
  2. ❷ 入社年月を入力 ── ここから在籍月数を自動計算します
  3. ❸ 評価月を選ぶ ── 評価は年1回。月は社員ごとに決まります
  4. ❹ 現在のグレードとステップを選ぶ(新入社員は通常 富士山 −3)
  5. 制度と実額が違う場合のみ、実際の基本給を入力

WHAT TO LOOK FOR ── 確認すること

  • 一覧の「入社年月/評価月」に未設定が残っていないか
  • 評価月が(推定)と出ている人は、入社月が使われています
  • 実額を入れると、制度上の金額との差が表示されます
  • 保存すると即座にサーバーへ記録されます

IMPORTANT ── 注意

評価月を設定しないと、入社月が評価月として使われます。実際の評価月が入社月と違う社員は、必ず明示的に設定してください。評価対象の期(例「2026年4月」)は、この評価月にもとづいて自動生成されます。
実額を入れた場合、昇給額はその実額を起点に計算されます。次回の評価を確定すると制度上の金額に揃い、この欄は自動で空になります。
「一覧から外す」で削除できますが、その社員の評価データはサーバーに残ります(同じ人を再登録しても過去の評価は自動では戻りません)。

権限誰が、何を見られるかWHO SEES WHAT
立場閲覧できる範囲編集
管理者全員のデータできる
社員自分のデータのみ(確定した評価だけ)できない
登録されていない人何も見られないできない

社員に自分の評価を見せるには

  1. メンバー管理で、その社員のメールアドレスを登録する
  2. Cloudflare Access の許可リストにも同じアドレスを追加する

両方そろって初めて閲覧できます。片方だけでは見られません。

IMPORTANT

他人のデータが見えないのは画面上で隠しているのではなく、システムが渡さないからです。ブラウザの開発者ツールを使っても取得できません。
評価が確定するまでは、入力途中の点数は本人にも表示されません。安心して途中まで入力しておけます。

STEP 1 / 7対象者を選ぶSELECT THE EMPLOYEE
評価者ビューの対象者選択画面
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評価者ビュー →「🎯 対象者・現在地」タブ

WHAT YOU NEED TO DO ── やること

  1. 画面左上の「🛠 評価者ビュー」を選ぶ
  2. ❶ メンバーカードをクリックして、今回評価する人を選ぶ
  3. 画面上部のプルダウンで❹ 評価対象の期が正しいか確認する(その社員の評価月にもとづくため、人によって選択肢が変わります)

WHAT TO LOOK FOR ── 確認すること

  • ❷ 評価ステータス:未着手/入力中/確定済
  • そのメンバーの現在のグレードとステップ
  • 前回評価の日付と結果(記録がなければ「記録なし」)
  • 在籍月数(昇格要件の判定に使います)

IMPORTANT ── 注意

「確定済」のメンバーを再度確定すると、その期の記録は上書きされます。すでに本人へ伝えた後であれば、上書きする前に必ず本人へ説明してください。
また、退職の意思を表明された方は当期の評価・処遇改定の対象外です。該当する場合はカードに「※ 評価対象外」と表示され、確定操作は無効になります。

STEP 2 / 7現在地を確認するCHECK CURRENT POSITION
現在地の確認画面
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同じ画面を下にスクロールすると「STEP 2 ── 現在地を確認する」があります

WHAT YOU NEED TO DO ── やること

  1. この人をどのグレードの基準で評価するのかをここで確定させる
  2. 前回の評価結果と、前回「次回確認する」とした点を読む
  3. 右下の「STEP 3 へ進む →」を押す

WHAT TO LOOK FOR ── 確認すること

  • ❶ 現在のグレード(例:ロッキー / G2)
  • ❷ ステップ(−3〜+3 の7段階)
  • ❸ 現在の月給(代表モードON時のみ表示)
  • ❹ 成長の山で、到達済みのグレードと現在地

IMPORTANT ── 注意

評価の基準は、評価者の感覚ではなく「現在のグレードに期待される水準」です。ロッキー(G2)の人をモンブラン(G3)の基準で見れば、当然どこまでも足りません。逆も同じです。ここで基準を固定してから評価に入ってください。
前回の評価で「次回はここを確認する」とした項目は、今回必ず確認してください。前回の約束を放置すると、評価そのものが信用されなくなります。

STEP 3 / 7評価基準を確認するREVIEW THE EVALUATION CRITERIA
評価基準の画面
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評価者ビュー →「📋 評価基準」タブ。評価を始める前に必ずこの画面を確認してください。

WHAT YOU NEED TO DO ── やること

  1. このグレードで❷ 期待される行動(コンピテンシー)を読む
  2. ❸ 求められる業務スキルの達成率を見る
  3. 下にスクロールして、5つの柱・ランク表・昇格条件を確認する

WHAT TO LOOK FOR ── 確認すること

  • ❶ プロセスバーが STEP 3 になっていること
  • コンピテンシーは3以上でそのグレードの水準に到達
  • 業務スキルは習熟度2(自立)以上が達成、昇格には95%必要
  • 職種別ウェイト(非AI職/システム・AI職)が正しいか

IMPORTANT ── 注意

この画面を開かないと、STEP 7 で評価を確定できません。基準を見ずに評価する事故を防ぐための仕組みです。

STEP 3 の続き評価の書き方を確認する
ランク表と良い例・悪い例
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同じ画面の下部。ランク表・昇格条件・評価の書き方

WHAT TO LOOK FOR ── 確認すること

  • ❶ 総合点 → ランク → ステップ変動の対応
  • ❷ 昇格条件の充足状況(充足/未達/面談で確認)
  • ❸❹ 良い評価と悪い評価の例

IMPORTANT ── 注意

ランク表の「ステップ変動の目安」はです。A評価なら +1 か +2 か、その幅の中でどこに決めるかは評価会議での判断です。システムは自動で確定しません。

STEP 4 / 7事実を記録するRECORD EVIDENCE
評価入力と証跡の記録
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評価者ビュー →「✍️ 評価入力」タブ。証跡つきの項目は左端が緑になります

WHAT YOU NEED TO DO ── やること

  1. 各項目の❶ 習熟度を選ぶ(0=未着手/1=OJT中/2=自立/3=指導可能)
  2. ❷「証跡」をクリックして入力欄を開く
  3. ❸ 具体例・証跡に「日付+事実+結果」を1行で書く
  4. 必要なら❹ 改善点・次の一手も書く

WHAT TO LOOK FOR ── 確認すること

  • 左端が緑になっているか(=証跡あり)
  • バッジのグレード(G1〜G4)と、対象者のグレードの関係
  • 入力は自動保存されます(右下に「✓ 保存しました」)

IMPORTANT ── 注意

印象ではなく、具体的な事実・行動・成果を書いてください。証跡が1件もないと STEP 7 で確定できません。
コンピテンシーの評価では「重点項目」を最大7つまで選べます。全項目を薄く評価するのではなく、今期その人に期待した項目に絞って評価してください。

✕ 悪い例 ── これでは評価になりません
「コミュニケーション能力が高い。」
「よく頑張っている。」
「もう少し主体性がほしい。」
何をしたのか分からないため、本人は次に何をすればよいか判断できません。評価者が代われば結論も変わってしまい、「人によって評価が違う」という不信につながります。
○ 良い例 ── 日付 → 事実 → 結果
「5月12日の保護者対応において、保護者からの質問に対して自ら状況を整理し、適切な回答を行った。その後、必要事項を担当スタッフへ当日中に共有した。」
「4月の体験会で断り理由を全件記録し、営業フローの改善提案までつなげた(成約率 前期比+8pt)。」
誰が読んでも同じ結論になり、本人も「次はこれを続ければよい」と分かります。数字が出せる場合は必ず添えてください。
STEP 5 / 7評価するEVALUATE
柱スコアと役割ポートフォリオ
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評価者ビュー →「📊 柱スコア・AI」タブ

WHAT YOU NEED TO DO ── やること

  1. ❶ 役割ポートフォリオで、役割・配分%(5%刻み)・達成度を入力する
  2. 配分合計を100%にして❷「→ 柱①に反映」を押す
  3. ❸ 柱②③を5点刻みのプルダウンで選ぶ
  4. ❹ AI到達レベルを AI-0〜AI-6 から選ぶ

WHAT TO LOOK FOR ── 確認すること

  • 配分合計が100%になっているか(不足分は「あと+○%」と表示)
  • 柱④は重点コンピテンシーから自動計算されます
  • 職種別ウェイトが正しいか(非AI職 35/20/15/20/10)

IMPORTANT ── 注意

役割の配分%は「最後に合意した配分」を入力してください。期中にリバランス(正式な再合意)をした場合はその値です。評価者が後から都合よく配分を変えると、評価の公正性が失われます。
AI活用は利用量ではなく成果で評価します。「たくさん使っている」ではなく「何がどう速く・良くなったか」です。

STEP 6 / 7結果を確認する(Review)REVIEW THE RESULT
Review画面
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評価者ビュー →「✅ 確認・確定」タブの「📋 STEP 6 ── Review」。ここに出る内容がそのまま本人に開示されます

WHAT YOU NEED TO DO ── やること

  1. 「🎯 決定」で新しいグレードとステップを選ぶ
  2. 「📝 本人に伝える内容」に、評価した点・改善点・次の行動・確認ポイントを書く
  3. Review表を上から下まで読み、「この結果を本人に説明できます」にチェックする

WHAT TO LOOK FOR ── 確認すること

  • ❶ 総合評価とランク、推奨ステップ変動
  • ❷ 証跡の件数(0件なら確定できません)
  • ❸ 昇格(Promotion)と昇給(Salary Increase)が別々に判定されているか
  • ❹ 確定後の位置と、本人に伝わる文面

IMPORTANT ── 注意

昇格と昇給は別物です。グレードが変わらないまま昇給することも、昇格しても月給が据え置きになることも、制度上あり得ます。どちらの場合も理由を本人に説明できる状態にしてください。
改善点は「何が不足しているか」と「どう変えるか」を必ずセットで書きます。「頑張ってください」は書かないでください。

STEP 7 / 7確定して本人に伝えるSUBMIT
確定前のゲート
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3つの条件をすべて満たすと「この内容で確定する」が押せるようになります

WHAT YOU NEED TO DO ── やること

  1. ❶ 「この結果を本人に説明できます」にチェック
  2. ❷ 3つの条件がすべて☑になっていることを確認
  3. ❸「この内容で確定する」→ 確認メッセージが出たら「はい、確定します」

WHAT TO LOOK FOR ── 確認すること

  • ☑ STEP 3「評価基準」を確認した
  • ☑ 証跡を1件以上記録した
  • ☑ Reviewを確認し、本人に説明できる状態にした

IMPORTANT ── 注意

1つでも未達だとボタンはグレーのまま押せません。「基準を見ずに」「証跡なしで」「Reviewせずに」評価を確定することはできない設計です。

確定後何が起こるか
確定後の画面
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確定すると、その場でメンバーの現在地が更新されます

WHAT HAPPENS ── 確定後に起こること

  • ❶ メンバーの現在地が更新されます(ロッキー +1 → +2)
  • ❷ 確定済として、変化と昇給額が記録されます
  • ❸「この期の確定を取り消す」で元に戻せます
  • 保存完了の通知が出ます

IMPORTANT ── 注意

確定した瞬間に社員ビューへ反映されます。本人に伝える前に確定する場合は、面談の直前に行ってください。取り消しは可能ですが、本人が先に見てしまうと混乱します。

確定後本人には、こう見えますWHAT THE EMPLOYEE SEES
社員ビュー
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「👤 社員ビュー」→「🧭 My Growth Roadmap」。評価者が書いた内容がそのまま表示されます

WHAT THE EMPLOYEE SEES ── 本人に見えるもの

  • ❶ 給与の変化と、❷ その計算根拠(1行で説明されます)
  • ❸ 評価された点(評価者が書いた文章そのまま)
  • ❹ 改善点(「何が不足か」「どう変えるか」)
  • このほか、現在地・次の目標・次回までの行動・成長の軌跡

IMPORTANT ── 面談での使い方

面談は「あなたをこう評価した」と伝える場ではありません。この画面を一緒に見ながら、現在地と目標の差分を確認し、次の期間の合意をつくる場です。
個人の給与実額は代表のみが閲覧できます。ほかのメンバーには制度の仕組み(バンド表・計算式)だけが見えます。

CHECKLIST評価を終える前に
確認項目基準
基準で評価したか自分の感覚ではなく、その人の現在のグレードに期待される水準で評価した
事実で書いたか「日付+事実+結果」で書いた。感想・印象だけの記述がない
前回の宿題を見たか前回「次回確認する」とした項目を、今回確認して結果を書いた
昇格と昇給を分けたかグレードの移行と月給の増減を、それぞれ別に判断し説明できる
次の行動があるか「頑張ってください」ではなく、行動できる粒度まで具体化した
説明できるか本人から「なぜこの評価ですか」と聞かれて、記録を示して答えられる